腰痛の原因が腎臓ということもある

腎臓と腰痛の関係を説明する女性

慢性的な腰痛に悩んでおり、湿布を貼ったりしても少しも良くならないということはありませんか?

 

前屈姿勢をとったり、腰を回したりしてもさして痛みが出ないのに、軽くジャンプして着地すると腰の深い部分から痛みを感じるという人は、腎臓の病気から腰痛が引き起こされている危険性があります。靴や指輪がきついと感じたり、血圧が高かったりしたら、ますます腎臓の病気からの腰痛が疑われます。

 

腎臓と腰痛はなかなか結びつかないかもしれません。
実は腎臓があるのは、腰の左右の背中側。
腎臓に異常が生じると、あたかも腰に異常が生じたかのような痛みを覚えるのです。

 

前屈したり腰を回したときには痛みが出にくいのに、
横になって休んでいるときに痛みが取れない場合には、
整形外科ではなく、腎臓内科か泌尿器科を受診してみてください。

 

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腰痛の原因となる水腎症

腰痛を引き起こす腎臓の病気としては、「水腎症」があげられます。

 

腎臓で作られた尿は、腎臓→尿管→膀胱→尿道と流れて、体外に排出されます。
腎臓で作られた尿が体外に排出されるまでの通路が尿路です。

 

尿路が狭くなったり、詰まったりして、尿の流れが悪くなった結果として尿が腎臓の内部に溜まり、
腎盂(じんう)と腎杯(じんぱい)が、尿でいっぱいになって広がった状態が「水腎症」です。

 

水腎症になると、溜まった尿が腎臓を内部から圧迫し、
腎臓は細胞数を減らしてしまうため、腎臓の機能が低下してしまいます。

 

尿路のどこで尿の流れが悪くなっているかによって、
ダメージを受けている腎臓が1つなのか、左右両方の2つに及ぶかが異なります。

 

腎臓と膀胱の間の場合には、左右どちらかの腎臓が水腎症になります。
多くの場合はこのタイプですが、膀胱から尿道の間で尿の流れが悪くなることもあります。
その場合には左右両方の腎臓が水腎症になります。

 

そうなると、尿が完全に出なくなり、腎臓の機能が著しく低下して急性腎不全になってしまいますので、
慢性的な腰痛を放置するのは大変危険だと言えるでしょう。

 

水腎症を発症しているか否かは、腹部の超音波検査で簡単に分かります。
その後、血液検査や尿検査で、腎臓の機能がどれくらい低下しているのかを調べます。

 

また、CTスキャン、静脈性腎盂撮影、尿路造影、腎シンチグラフィなどの
画像検査で障害がどこに発生しているか、腎盂がどのくらい広がっているかを調べます。

 

 

ということで、腰痛があるのに前屈したり腰を回しても痛みが出ない場合や、
むくみが出ていたり、血圧が高くなっている場合も、原因が腎臓にある可能性があります。
すぐに腎臓内科か泌尿器科を受診するようにしましょう。