腎臓が機能低下しているときの症状

腎臓の機能低下の症状について説明する医師

腎臓は血液中の老廃物を取り除いて尿として排出してくれたり、体内の水分量や電解質などを整えてくれるひじょうに重要な臓器です。

 

機能が低下してくると、必ずなんらかのサインを出します。肝臓と同じく「沈黙の臓器」と呼ばれる腎臓なのですが、機能低下しても完全に沈黙を守るわけではなく、「ちょっとおかしいよ」というサインは出してくれるのです。

 

ただ、見逃しがちな小さなものですので、あらかじめ腎臓からの機能低下のサインを知っておくことで、
早い段階で腎臓の異常に気付けるようにしておきましょう。

 

腎臓からの機能低下サイン1:尿の色

腎臓の機能低下のサインとして一番わかりやすいものと言われているのが尿の色です。体調によって変わる尿の色、その中でも特に気をつけたいのが蛋白尿(たんぱくにょう)と血尿です。

 

この2つのサインが出たら、腎臓の機能が低下していることを疑ってください。

 

蛋白尿(タンパク尿)

尿の色が濁り、泡だったような状態になっているのが蛋白尿です。
これは腎臓の濾過(ろか)機能に異常が生じているサイン。

 

腎臓内では、糸球体という組織で血液を濾過することで、
老廃物を取り除いて、尿として排出しています。

 

本来、血液中のタンパク質は取り除かれることはなく、
そのまま血液に残るのですが、糸球体に障害があると尿に漏れてしまうのです。

 

タンパク尿の特徴は泡が立つことです。
異常がない場合でも、排尿中に泡立つことはありますが普通はすぐに消えます。
もし30秒くらいしても、泡が消えない場合はタンパク尿の可能性が高いと言えるでしょう。

 

ただ、運動したあとや高熱が出た場合も、一時的に蛋白尿が出ることがあります。
継続しているのか、一時的なのかを見極めましょう。

 

血尿

読んで字のごとく、尿に血が混ざって出てくるものです。
色は褐色のような濃い色をしています。
腎臓ではなく、尿の通り道のどこかに出血が見られる場合は、
尿に鮮やかな赤色が混じることもあります。

 

腎臓が原因で血尿が出る場合、急性腎炎や腎臓がんなどが疑われます。特に腰よりも少し上の背中が腎臓の位置を触ってみて、痛みやしこりといった異常がある場合は要注意です。

 

腎臓からの機能低下サイン2:むくみ

腎臓の症状について

まぶたが腫れぼったい、今まで入っていた指輪が入らない、靴下やパンツの跡が消えづらい、靴がきつい…といったむくみの症状を感じたことはありませんか?

 

むくみは、ずっと立ちっぱなしだったり、座りっぱなしだったりすると日常的に起こる可能性はあります。ですが、腎臓の機能低下により、むくみが出ることもありますので注意が必要です。

 

まず、腎機能の異常によりタンパク質が尿に漏れ出してしまうと、血液中のタンパク質が減ることで、水分が血管から漏れ出して、むくみが生じることがあります。

 

さらに、腎機能の低下で塩分が体内に貯留しやすくなってしまったり、急性糸球体腎炎で炎症物質によって毛細血管から血液成分が漏れやすくなることで、むくみが生じる場合もあります。

 

むくみがひどい場合や、局所的ではなく全身がむくむ場合は腎臓が原因の可能性がありますので、医師の診断を受けたほうがいいでしょう。

 

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腎臓からの機能低下サイン3:頻尿

腎臓の機能低下による頻尿

あなたは起きている間に何回トイレに行っていますか?
3〜7回までなら正常ですが、8回以上行っているとなると頻尿である可能性があります。

 

頻尿は、前立腺肥大や過活動膀胱、骨盤底筋のゆるみが原因であることが多いのですが、腎臓の機能が低下していることが原因となる場合もあります。

 

ちょっと飲み物を飲んだだけでトイレに行きたくなったり、短時間に何回もトイレに行くという状況が続く場合には注意してください。

 

 

このように腎臓からのサインというのは意外にも多くあります。
機能が低下してるかも…と感じたら、病院で診察を受けて、
生活習慣の改善など、腎臓を労るために必要な対応をするようにしましょう。