過度のストレスも腎臓の機能低下の原因に

腎臓の機能低下に関係していること…と考えたとき、皆さんはどのようなことをイメージするでしょうか。アルコールの過剰摂取や喫煙、生活習慣の乱れ、排尿を我慢しすぎる…などが主に挙げられやすいケースだと思います。

 

でも実は、全く関係ないように思える原因も存在するのです。それが「ストレス」。
ここでは、腎臓の機能低下とストレスについてのお話をしていきましょう。

ストレスと腎臓の深い関係について

ストレスを抱える女性

以前は、生活習慣は腎臓病と関係ないものとされていました。しかし、近年ではひじょうに関係の深いものと考えられています。

 

生活習慣病と言われている高血圧や糖尿病、肥満、アルコールの過剰摂取、喫煙はもちろんのこと、ストレスも腎臓病の危険因子になり得るとされているのです。

 

特に日本は近年、ストレス社会と呼ばれるほど、誰しもストレスと隣合わせの生活を強いられています。

 

そして、ストレスは目に見えないものなので、人によっては自分が知らないうちにストレスを溜め込み過ぎてしまう…ということも、少なくないのです。

 

そのため、知らない間に溜め込んでしまったストレスによって、腎臓病を発症したり、もともと患っていた腎臓病を悪化させてしまうこともあるのです。

どうしてストレスが腎臓を悪くしてしまうのか?

ストレスの腎臓への影響を話す女性

では、なぜストレスによって腎臓の機能が低下してしまうのでしょうか。

 

人間の体内では、ストレスを受けた時に活性酸素が増加します。この活性酸素、美容に気をつかっている方であれば厄介なものと理解している人も多いかとは思いますが、活性酸素自体が必ずしも悪いものというわけではなく、本来は活性酸素が適度な量であれば、体内にあることで外敵から体を守ってくれているものなのです。

 

でも、活性酸素が過剰に発生してしまうと状況は一変。増えすぎた活性酸素は、体内の細胞を攻撃してしまい、血液をどんどんドロドロにしてしまい血流悪化に繋がります。

 

こうしてドロドロになった血液をろ過する役目を担っているのが腎臓。多少血液がドロドロしている程度であれば、腎臓もそこまで疲れてしまうことはありませが、ストレスによって活性酸素が増え続け、常にドロドロ血液の状態が続いてしまうと、腎臓はフル稼働で血液をろ過しなければならないのです。

 

その結果、腎臓はどんどん疲労していき、機能低下が起こったり、最悪の場合、何らかの病気に繋がってしまうことになるのです。

日頃からストレスを溜めないような心がけが大切

ストレス解消にウォーキング

ストレスは目に見えないもの。だからこそ、日頃からストレスを溜め込まないように心がけることも大切です。仕事や家事が忙しくて、つい根を詰めすぎていませんか?

 

休みの日などに好きなことをしたり、十分な休息を取ったりしているでしょうか?もし休みの日も仕事などのことばかり考えてしまっているようであれば注意が必要です。

 

知らないうちにストレスがたまりこみ、腎臓病はもちろんのこと様々な病気や体の不調に繋がってしまう可能性もあります。

 

「そうはいっても、なかなか自分の趣味などに時間をかけるのも難しい…」

 

そんな人もいらっしゃるでしょう。そんな人におすすめなのが、深呼吸を数分間行うという方法です。深く息を吸い込み、ゆっくりと口から時間をかけて吐き出します。これを数回繰り返すだけで、気持ちが落ち着き、ストレスへの耐性を高めることができるのです。1日たった数分間で良いので、ふと思い出した時にやってみることをおすすめします。

 

また、軽い運動をするだけでもずいぶん違います。わざわざある程度の時間をとって、「運動するぞ!」なんて気合いを入れて運動しなくても大丈夫です。気軽に近所をウォーキングするなどして、体を動かすだけでもリフレッシュできるものです。

 

現代人は体を動かさない人が多く、それによりストレスが溜まってしまいがち。たまには買い物に自転車ではなく歩いて行くとか、会社勤めの方は帰宅の際に一駅手前で降りて、家まで歩くというだけでもストレス対策になりますよ。

 

 

このように、ストレスと腎臓には深い関係があります。
腎臓の健康を維持するためにも、日頃からストレスを溜め込み過ぎない工夫をしていきましょう。