ステロイドの副作用として起こる腎臓への影響

ステロイドの腎臓へ影響を説明する医師

腎臓と言えば身体の様々な毒素をろ過してくれるとても大事な器官ですが、薬などを長く飲んでいると副作用としてダメージがより多く出るところであり、お医者さんも投薬時には注意する器官です。

 

今回はその中でもステロイド剤を使った時に起こる、腎臓への影響を紹介していきたいと思います。

 

ステロイドと言ったら肌のケアから臓器の炎症まで様々な場面で使われていますが、その使用方法は厳格に定められており、副作用も様々なものがあります。

 

中でも腎臓への影響としては副腎と呼ばれる腎臓の器官に大きな影響が出るので注意しなければなりません。
元々副腎には副腎皮質ホルモンというものを生成する器官であり、
この副腎皮質ホルモンを人工的に生成したものが、ステロイドという名前になった経緯があります。

 

そのため、この副腎皮質ホルモンが何らかの原因や病気で減ってしまった場合に、
ステロイドが投与される他にも、副腎皮質ホルモンの様々な作用を一時的に高めて、
病気に対策したい時にもステロイドは投与されます。

 

副腎皮質ホルモンは炎症の制御や免疫反応に関わっているため、
各種の病気に対して有効な働きをしているのです。

 

このように副腎皮質ホルモンの代わりとなるステロイドは、
様々な炎症や免疫に対する病気に用いられるようになりますが、
ステロイドを多く長い期間投与することで副腎にはある変化が起こってくるのです。

 

簡単に言うとステロイドを投与していることで脳が十分に足りていると勘違いして、
自身の副腎で作っている副腎皮質ホルモンの分泌を止めてしまうのです。

 

すると何が起こるかというと、
まずステロイドを使い続ける時の副作用がより多くなってしまいます。

 

そして、それ以上に大変なのはステロイドを抜く際に、
自身の副腎皮質ホルモンが再び働き出すかどうかをしっかりとチェックしないといけなくなり、
これが有名なステロイドの離脱症状というものになります。

 

ステロイドを一気に止めてしまうと、
自身の副腎皮質ホルモンが、まだ再起動していない状態なので、
最悪の場合には副腎皮質ホルモンが足りなくなって、副腎不全を起こしてしまいます。

 

副腎不全は、身体にとってかなり危険なショック状態などになってしまうために、
医師の元でしっかりとした管理のもと、ステロイドを段階的に抜いていく事が必要となってくるのです。