尿管結石と腎臓の関係

3大激痛の1つである尿管結石。
ここではその尿管結石と腎臓の関係についてご説明しましょう。

尿管結石とは?

男性医師

尿管結石は、結石と呼ばれる石が、尿が通る道である尿管に詰まってしまう病気です。石が詰まると尿の圧力が尿管内で高くなり、神経を刺激し、激痛を引き起こします。

 

尿管に詰まるほどの大きさになってしまうこともあれば、尿管を通り抜けるくらいの小さいものもあります。ただ、結石が尿管内にあると尿管を通る際に傷をつけて血尿が出ることもあります。

 

また、尿がスムーズに流れなくなるために、残尿感があったり尿意はあるのに、
尿があまり出なかったりといった症状も出てきて、完全に詰まってしまうと激痛に襲われます。

 

尿道のどのあたりに石が詰まっているかによって痛みの場所は変わり、
腰背部・側腹部・下腹部のあたりに激しい痛みを感じます。
その苦しみは「七転八倒の痛み」とも呼ばれるほどで、
同時に吐き気が嘔吐を伴うこともあります。

 

尿管結石と腎臓の関係

実は結石は腎臓内でできます。
腎臓内にあるシュウ酸が尿の中でカルシウムと結びつくことによって、
結石の代表例であるシュウ酸カルシウム結石ができてしまうのです。

 

本来、シュウ酸は腸内でカルシウムと結びついて便として排出されるのですが、
体内にシュウ酸が多くなると、カルシウムと結びつききれずに腎臓へ流れ、
そこでカルシウムと結びついてしまうのです。これが結石の原因です。

 

また腎臓内に結石がある状態(腎臓結石)だと、ほとんど症状はなく鈍痛がある程度。
鈍痛すらなくて、結石ができていることに全く気付かないというケースもあるのです。

 

しかし、この結石が尿に乗って尿管へと到達し、
ここで詰まらせてしまうと、激痛を伴う尿管結石となってしまうのです。

 

 

一番大切なのは腎臓内で結石を作らないことです。
そのためにはまず、シュウ酸を多く含む肉類の摂取を減らすなどの予防策が必要になります。
さらに水分をしっかり摂ることで、石ができにくくなりますので予防のためにはとても重要です。

 

また、結石を早期に発見するためには、健康診断などでCTを行うことが効果的です。
結石の状態なども把握できますから、腎臓に負担をかけてしまう前に結石を発見することもできるでしょう。

 

尿管結石は命にすぐさま関わるものではありませんが、非常に激痛を持った病気です。
尿が詰まれば腎臓にも負担がかかります。
ぜひ結石ができてしまう前に予防する習慣をつけましょう。