腎機能低下によるむくみの症状

むくみを気にする女性

腎臓には尿を作ったり、血液中の老廃物を取り除き、電解質の調整、体内の水分量の調整などさまざまな働きがあります。これらの働きにより、血液はキレイな状態に保たれ、体の水分バランスも整えられているのです。

 

しかし、これらの機能が低下してしまうと、多くの人を悩ませているむくみが出てしまいます。ここでは腎臓とむくみの関係について説明します。

なぜ腎機能低下でむくみが出てしまうのか

むくみは、リンパの流れが悪くなったり、血行不良などで起こることが多いのですが、
腎臓の機能低下が原因になっていることもありますので注意が必要です。

 

腎臓は、血液を濾過して老廃物を取り除いたり、
ナトリウム(塩分)やカリシウムなどの電解質の調整、
尿の量を変化させることで体内の水分量の調整などを行なっています。

 

でも、これらの機能が低下してしまうと、水分が多すぎても調整が十分にできず、
体の細胞内の水分が増えすぎてしまい、むくみの症状が出てしまいます。

 

また、タンパク質が尿に漏れ出してしまう(タンパク尿)ことも考えられます。
そうなると血液中のタンパク質の割合が低下してしまい、
血管から細胞へ水分などが漏れ出し、それがむくみの症状となって現れるのです。

 

さらに腎機能が低下すると、ナトリウム(塩分)も体内に溜め込みやすくなります。
体内の塩分が増えると、腎臓は水分を増やしてしまいますので、それによりむくみが生じてしまうのです。

 

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腎臓が原因のむくみは全身に出る

リンパの流れや血行不良などでむくみが出る場合の多くは、
身体の下のほう、つまり足などに出やすくなります。
しかし、腎機能が低下によるむくみが出る場合は、全身いろいろな場所に現れます。

 

通常、立ちっぱなしや座りっぱなしで足にむくみが出た場合は、
横になって、足を心臓と同じ高さにしたり、リンパマッサージをするなどすれば治るはずです。

 

でも、そういった処置でも治らないうえに、一時的なものでなく、
数日その状況が続くようであれば、腎臓が原因の可能性も考えられます。

 

また、腎機能が低下している場合、尿にも異常が現れることが多いです。
オシッコのがいつもよりも泡立つとか、色が違うとか、トイレの回数が多くなったいう場合、
腎臓に異常がある可能性が高まりますので、医師の診察を受けるようにしましょう。

 

腎臓の機能は傷ついたら戻らない

怖いのは、腎臓は異常があっても気づきにくいという点です。
痛みなどの自覚症状が現れずに、気がついた時に症状がかなり進行しているということはよくある話です。

 

またさらに怖いことに、腎臓の機能というのは回復力が低い臓器で、
ある程度まで機能が低下してしまうと、もう元に戻ることはありません。

 

よって、慢性腎臓病になると、徐々に機能が低下していき、
最終的に腎不全といって腎臓がほとんど機能しない状態にまで陥ってしまいます。

 

ですので、病気になってしまったら早期発見が大事なのはもちろんのこと、
病気になってからの治療よりも、普段から予防を心がけることがとても大切なのです。

 

腎臓の機能を高めるには

腎機能の低下によりむくみが出た場合、腎臓を労ることでむくみ解消を見込むことができます。
(腎臓病を発症している場合は医師の指示に従ってください)

 

まず大事なのが健康的な食生活をおくることです。
腎臓に負担をかけないよう、食べ過ぎには注意し、
塩分や脂分、糖分などの摂り過ぎにも気をつけましょう。

 

運動不足などでも腎臓のはたらきは悪くなってしまいます。
食生活に気をつけると共にきちんと適度な運動をすることが重要です。

 

ストレスは腎臓に負担をかける1つの要素なのですが、
運動をすることでストレス解消にも繋がります。

 

あまり普段運動をしていない人は、
10〜15分程度の散歩でもいいですから、今よりも運動量を増やすよう心がけて下さい。

 

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