高血圧と腎臓の関係について

一見、あまり関係なさそうなものがひじょうに密接な関係にあるというのはよくある話です。
その一例として、高血圧と腎臓があります。

 

実は「高血圧は腎臓の病気」とも呼ばれるほどなのですが、実際どのように関係しているのでしょうか。

腎臓のはたらきがポイント

血圧測定器

腎臓の重要な役割の1つとして、血液を濾過(ろか)して老廃物を除去するというものがありますが、この機能を安定して働かせるには、血流を一定に保つする必要があります。

 

そのため、腎臓は尿量を調整することで体内の水分量を調整したり、ホルモンを分泌することで血管を拡張・収集させたりして血圧を調整も行なっています。

 

でも、これらの調整機能を継続的に忙しく使いすぎてしまうと、負担がかかりすぎて腎機能が低下、血圧を調整する力が落ちてしまいますので、高血圧という症状が発生してしまうのです。

 

糖分や脂分の摂りすぎや、喫煙、アルコールなど、腎臓に負担をかけることはいろいろありますが、特に塩分の摂り過ぎには注意が必要です。

 

血液中の塩分濃度が高くなると、腎臓はそれを薄めるために血液中に水分を流します。すると、血液量が多くなるので血圧は上がってしまいます。そして、その上がった血圧を下げるために、腎臓は血管を拡張させるホルモンを分泌させます。さらに血液量が増えるということは、腎臓が濾過する血液量も増えることになる。

 

毎日多量の塩分を摂取すると、このように腎臓を酷使することになり、いずれは腎機能低下により血圧のコントロール力が落ちてきて、高血圧になってしまうのです。

 

高血圧になると悪循環がうまれる

高血圧は、腎臓の血管に負担をかけることになりますし、血圧をコントロールしようと腎臓は活動を続けますので、負担がどんどん大きくなって腎機能は低下してしまいます。すると、それによって血圧のコントロール力が落ちてしまいますので、さらに血圧が上昇・・・・

 

つまり、「高血圧になる→腎臓が弱る→さらに高血圧になる…」という悪循環が生まれてしまうのです。

 

また、高血圧の状態が長く続くと、腎臓にある細い血管がダメージを受けるなどして、腎障害を起こしてしまい、それが発展すると命にかかわる可能性も出てきますので注意が必要です。

 

 

ということで高血圧と腎臓の関係について紹介しました。

 

実は腎臓の機能が、高血圧の予防・改善に大きく関わっているということを分かっていただけたかと思います。高血圧はいろいろな病気に繋がってしまう厄介なものです。ぜひ腎臓を大切にすることで、高血圧の予防・改善につとめてください。