血尿と腎臓病の関係について

血尿について説明する看護師

血尿と言われると、目に見えるほどの真っ赤な尿を思い浮かべるかもしれませんが、何もそれだけが血尿ではありません。また血尿が出てしまう理由もさまざまあります。その中には、尿を作る場所である腎臓が原因になっているものもあります。

 

ここでは血尿と腎臓の関係について説明していきます。

血尿について

血尿は真っ赤な尿だけではありません。表面上、ぱっと見ただけでは普通に見えても、きちんと検査してみたら血液が混ざっていた、という潜血尿もあるのです。

 

自分で見ただけでは判断できない場合が多く、ほとんどは検査してみて初めてわかります。中には顕微鏡で見て初めてわかる血尿というのもあるのです。

 

腎臓病と血尿

腎臓が原因で血尿が起こる場合というのは、腎臓の濾過機能に何らかの障害が起こっているときです。本来、老廃物などを濾過する機能を持つ腎臓ですが、この機能に障害が起こり出血すると、その血液が尿に混じって排出されるようになります。これが血尿です。こうなると褐色のような色の濃い尿が出るようになります。

 

このような腎臓が原因で出る血尿の多くの原因は腎炎です。腎炎は腎臓にある糸球体に炎症が起きている状態であり、症状の進行がわかりづらいという特徴があります。

 

慢性腎炎は特にゆっくりと進行していくうえに自覚症状もほとんどないため、気がついたときには既に重症になっていて、人工透析などを必要とすることもあるくらいです。

 

血尿は腎炎であることのサインであると同時に、腎臓がんの可能性も出てきます。尿の色を見ていてなんだかいつもと違うなと思ったら、すぐに病院で検査をしてもらうことをおすすめします。

 

 

腎臓からのサインというのは、とても小さくて見つけにくいものがほとんどです。そのうち血尿は、わりとわかりやすいサインではないかと考えられます。毎日の自分の尿を見ていて、おかしいと気づいたら医師に必ず相談するようにしましょう。

 

腎炎を放置してしまうと、それこそ腎不全のような取り返しのつかないような状態になってしまいます。腎炎をはじめとした腎臓病は非常に気づきにくいのが厄介なところです。

 

血尿から腎臓病が発覚することも多々あります。ぜひ腎臓の変化を見つける手がかりとして覚えておきましょう。