腎臓の機能にはどんなものがあるか

腎臓の機能を解説する女性

あなたは腎臓にどんな機能があるのか知っていますか?

私達の体の中で非常に重要な役割を持っているのが腎臓です。
このページでは、その重要な機能を5つに分けて説明していきましょう。

 

  1. 血液から老廃物を除去して原尿を作る
  2. 体内の水分量・電解質等の調節
  3. 血圧の調整する
  4. 血液(赤血球)の生成を助ける
  5. ビタミンDを活性化させ骨を強くする

血液から老廃物を除去して原尿を作る

血液は心臓から送り出された後、体中を巡って栄養素を各細胞に届けますが、その過程で老廃物が生まれてしまいます。腎臓には血液を濾過することで、この老廃物を取り除き、血液をキレイにする働きがあります。

 

そして、濾過により血液から取り出された老廃物は尿のもととなる原尿が作られます。その後、原尿の中から再利用できる成分は体に再吸収され、残ったものが水分調整されたうえで尿として排泄されるのです。

 

よって、腎機能が低下してしまうと、血液中に毒素となる老廃物が残り続けることになりますので、それにより尿毒症という症状が発生してしまいます。

体内の水分量・電解質等の調節

大人の体のだいたい60%程度は水分です。当然、水を飲んだり、汗をかいたりすることでこの割合は変化するのですが、腎臓はこの水分量のバランスを調整する役目も担っています。

 

水をたくさん飲んだ時には、多くの尿を作って排泄しますし、汗をかいたり、下痢などで体内の水分が減った場合には、尿の量を少なくすることで、体内の水分量を調節するのです。

 

また、余分な電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等)を尿として排泄させたり、血液のPH(ペーハー)値を調整することで、体内の環境のバランスを整える働きもあります。

 

これらの腎機能が低下すると、水分の排泄が十分にできなかったり、血液中の塩分バランスが悪くなるなどしますので、むくみ高血圧等の症状が出てしまうのです。

血圧の調整する

血液の濾過機能をスムーズに働かせるためには、血流が一定である必要があります。そのため腎臓は血圧を調整することで、血流が一定になるようコントロールしているのです。

 

血圧が下がり血流が悪くなると、血管を収縮させるホルモンを生成するレニンという酵素を分泌し、さらに体内の水分量も増やし血液量を多くすることで、一定の範囲まで血圧を上昇させます。

 

逆に血圧が高くなると、プロスタグランディンやカリクレインといった血管を拡張するホルモンを分泌することで、血圧を下げて血流を一定にしていきます。

 

この血圧調整機能に異常が起こることで、高血圧症などの症状が引き起こされてしまいます。

血液(赤血球)の生成を助ける

血液の中で酸素を運ぶ役割を担うのが赤血球。この赤血球の寿命はだいたい120日ほどなので、不足しないよう作り続けなければいけません。腎臓はエリスロポエチンという骨髄に作用することで赤血球が作られるホルモンを分泌することで、赤血球の生成に関わっています。

 

腎機能が低下すると、エリスロポエチンの分泌が減ってしまい、赤血球の補充が間に合わなくなります。それにより体への酸素の供給が不足してしまうため、貧血(腎性貧血)の症状が出てしまうことがあります。

ビタミンDを活性化させ骨を強くする

骨を作るために必要なミネラルといえばカルシウム。このカルシウムの吸収を助けるのがビタミンDです。このビタミンDはまずは肝臓に蓄積され、そのあとに腎臓に移動するのですが、そこで強力な活性化ビタミンDに変化して、カルシウムが骨に吸収されるのをサポートするのです。

 

よって、腎臓が機能低下すると、カルシウムの吸収力が下がって、だんだん骨が弱くなってしまうため、骨粗鬆症や骨軟化症などの原因となってしまいます。また、低カルシウム症により、痺れや痙攣発作、筋肉痛などの症状が起こりやすくなる可能性も生じてしまいます。

 

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自分の腎臓は大丈夫?簡易チェックしてみよう!

腎臓は目に見えない臓器ですから、意識しようと思ってもなかなか上手くいかないものです。
そこで、簡易的な自己診断をして、自分の腎臓が健康かどうかを判断してみましょう。

 

  1. 全身にむくみを感じていて、指輪や靴が前よりもきつく感じる。
  2. 健康診断の尿検査で異常と言われたことがある。
  3. すぐに息切れしたり、とにかく疲れやすい。なかなか疲れが取れない。
  4. 尿が普段と違う色になることがある。
  5. 尿が泡立っていることがある。
  6. 顔色が悪いとよく言われる。
  7. 夜中に何度もトイレに行くことが多い。

 

…さて、自分が当てはまる項目はいくつあったでしょうか?
当てはまる項目が多いほど、腎臓が弱っている可能性が高くなります。

 

1つでも当てはまった人は、すぐにでも腎臓を労う生活習慣をおくるように心がけていきましょう。
数多く当てはまっている場合は、病院で診察を受けることをオススメします。

 

腎臓は私達が生きていくうえで、欠かすことのできない機能をたくさん持っている臓器です。
そのことを念頭に置いて、ぜひとも大事にしていきましょう。