お酒の飲み過ぎは肝臓だけでなく腎臓の機能低下の原因にも

お酒…といえば、肝臓に負担がかかるものというイメージが強い人は多いでしょう。しかし、お酒の飲み過ぎによって考えられる悪影響は、肝臓だけに限りません。実は、腎臓にも悪影響を及ぼす可能性が高いのです。

 

ここでは、お酒と腎臓の関係についてお話していきます。

肝臓だけじゃない!?過度な飲酒は腎臓にも負担をかける

ビールを持つ女性

適度なお酒は体に良い…と、言われています。しかし、これはあくまで「適度」であることが前提です。過剰に飲み過ぎてしまったり、毎日のようにたくさんお酒を飲み続けていると、当然体にとって有害なものとなってしまいます。

 

特に、お酒を飲み続けてしまった場合に起こりやすいのが慢性腎臓病です。この病気にかかると腎臓の機能が長期的に徐々に低下していき、脳卒中や心筋梗塞などのリスクも高まります。

 

また、慢性腎臓病の症状としては、血尿、タンパク尿、むくみ、貧血などがあるのですが、初期の状態で現れないことが多く、気づいた時には腎不全の一歩手前ということも少なくありません。こうなると、再生力の低い腎機能を元の状態に戻すことは難しく、最終的には腎不全に至ってしまうことになります。

 

腎不全というのは、腎臓が十分に機能を発揮できなくなる状態を言います。自力ではもう血液の濾過などを行うことができなくなりますので、人工透析によりその機能を代替することになり、人生に多大な影響を与えることになってしまいます。

1日あたりの適量について

いろいろなお酒

お酒は過剰に飲み過ぎてしまうと、体にとって有害なものとなってしまいます。しかし、適量を心がければむしろ良い影響を与えてくれるものとなるのです。そこで、1日あたりの適量についてご紹介しましょう。

 

・ビール…500ml(中瓶1本程度)

・缶チューハイ…520ml(1.5缶程度)

・日本酒…180ml(1合)

・ワイン…180ml(グラス2杯・ワイン瓶4分の1程度)

・焼酎…110ml(0.6合程度)

・ウイスキー…60ml(ダブル1杯程度)

 

もしもこれ以上毎日のように飲んでしまっている…という人は要注意。少しずつで構いませんので、1日あたりの量を減らしていくことを意識してみましょう。

 

また、できれば1週間に1日で構わないので、休肝日を設けることも必要です。休肝日とは、お酒を全く飲まない日のこと。これだけで腎臓はもちろんのこと、他の臓器に対する負担も軽減させることができます。

急にお酒を制限するのは良くない!?

お酒もタバコと似たように、嗜好品の1つとされています。趣味がお酒で、お酒を飲むことによってストレスを解消している…という人もいらっしゃるでしょう。

 

もしそういった人が、腎臓に悪いからといって突然お酒を飲まなくなってしまったら、どうなるでしょうか。もちろん、他にストレス解消法を見つけて飲まなくても何ら問題ないのであれば大丈夫です。しかし、お酒を飲まなくなったことがストレスになってしまっていたら、元も子もありません。

 

仮にお酒を控えるとしても、少しずつ控えるようにすることを心がけましょう。タバコと同じように、少しずつ減らして適量にしていくことが重要です。

 

このように、お酒も過剰摂取しすぎると腎臓に悪影響をもたらす要因となってしまいます。日頃から意識してお酒を飲む量を調節し、腎臓に負担をかけないようにしていきましょう。